[死亡例なし」本当ですか?
病院HPを診断、NPOが認証開始 「適マーク」付与
___読売新聞2005年5月30日
患者が医療機関を選ぶ際に有力な情報源となっているのが、病院のホームページ。
だが、その内容は必ずしも正確ではなく、都合の良い情報だけが掲載されていることも多い。
こうした野放し状態のホームページを第三者機関が評価する初めての試みが始まった。
情報の信頼性を担保するために、データの作成者の名前をサイト内に明記させる。
内容の確かさが客観的に証明されたホームページに「適マーク」(認証シール)を付ける。
費用は平均30万円程度で、1年ごとの更新が必要になる。
インターネットによる医療情報の発信は、医療広告とは違い法的規制の対象外。
心臓手術を受けた患者が死亡したのに「死亡例は全くない」と記載し、昨年12月以降2度にわたり指摘を受けた東京医大病院のように「(医療関係の)ネット情報は信頼性に疑問がある」(厚生労働省)との見方が一般的だ。
また、今年1月、動脈瘤(りゅう)の情報が豊富な病院のホームページを見て受診した千葉県の60歳代の男性患者が手術後に死亡したケースがあるが、ホームページに死亡例の記載はなかった。前年は5人中3人死亡していたことが後になって判明。
「分かっていたら受診しなかったはず」と遺族は話す。
同機構が第一号認定として審査に入った聖隷浜松病院(静岡県浜松市、744床)では、ホームページの約450万字分(新聞の朝刊約15日分に相当)の商法の裏付け作業が急ピッチで進行中。聖隷福祉事業団法人本部の藤田敦・総合情報システム管理室長は「データの提示方法が専門的で、必ずしも患者さんの理解につながっていないなどの発見があった。組織改革などにより病院の質自体を高めることが必要だということも分かった。」と話している。
国内の医療関連サイトは少なくとも1万6000.全国約9000の病院の大半がホームページを持ち、ネット人口は8720万人(2005年末推計)と急増している。同機構では「認定をきっかけに、安全で信頼できる医療情報サービスを普及させたい」考えだ。
私の父は「オタク?」と思われちゃうくらいパソコンを使いこなして生活していました。
特に一回目の胸部大動脈瘤の手術が成功してからは自らもホームページを開設して情報を発信する
側に回り、一日中パソコンの前に張り付いているような人でした。そんな父でしたから、今回の病
院もインターネットでみつけて、そこから色々調べて手術を受けることに決めたのですが・・
まさか真実が書かれていない可能性があるとは思わなかったのでしょう。いや、もしかしたら
父は思っていたのかもしれませんが、私はすっかりネット上のうわべだけの情報を信じ、安心して
しまっていました。もっと、口コミや病院内部の看護師さんまで探し出してきいてみたほうが
良かったのでしょうね・・・。
___読売新聞2005年5月30日
患者が医療機関を選ぶ際に有力な情報源となっているのが、病院のホームページ。
だが、その内容は必ずしも正確ではなく、都合の良い情報だけが掲載されていることも多い。
こうした野放し状態のホームページを第三者機関が評価する初めての試みが始まった。
情報の信頼性を担保するために、データの作成者の名前をサイト内に明記させる。
内容の確かさが客観的に証明されたホームページに「適マーク」(認証シール)を付ける。
費用は平均30万円程度で、1年ごとの更新が必要になる。
インターネットによる医療情報の発信は、医療広告とは違い法的規制の対象外。
心臓手術を受けた患者が死亡したのに「死亡例は全くない」と記載し、昨年12月以降2度にわたり指摘を受けた東京医大病院のように「(医療関係の)ネット情報は信頼性に疑問がある」(厚生労働省)との見方が一般的だ。
また、今年1月、動脈瘤(りゅう)の情報が豊富な病院のホームページを見て受診した千葉県の60歳代の男性患者が手術後に死亡したケースがあるが、ホームページに死亡例の記載はなかった。前年は5人中3人死亡していたことが後になって判明。
「分かっていたら受診しなかったはず」と遺族は話す。
同機構が第一号認定として審査に入った聖隷浜松病院(静岡県浜松市、744床)では、ホームページの約450万字分(新聞の朝刊約15日分に相当)の商法の裏付け作業が急ピッチで進行中。聖隷福祉事業団法人本部の藤田敦・総合情報システム管理室長は「データの提示方法が専門的で、必ずしも患者さんの理解につながっていないなどの発見があった。組織改革などにより病院の質自体を高めることが必要だということも分かった。」と話している。
国内の医療関連サイトは少なくとも1万6000.全国約9000の病院の大半がホームページを持ち、ネット人口は8720万人(2005年末推計)と急増している。同機構では「認定をきっかけに、安全で信頼できる医療情報サービスを普及させたい」考えだ。
私の父は「オタク?」と思われちゃうくらいパソコンを使いこなして生活していました。
特に一回目の胸部大動脈瘤の手術が成功してからは自らもホームページを開設して情報を発信する
側に回り、一日中パソコンの前に張り付いているような人でした。そんな父でしたから、今回の病
院もインターネットでみつけて、そこから色々調べて手術を受けることに決めたのですが・・
まさか真実が書かれていない可能性があるとは思わなかったのでしょう。いや、もしかしたら
父は思っていたのかもしれませんが、私はすっかりネット上のうわべだけの情報を信じ、安心して
しまっていました。もっと、口コミや病院内部の看護師さんまで探し出してきいてみたほうが
良かったのでしょうね・・・。