サポート日記

家族のサポートで人生このまま終わるのか?疑問に思いつつも日常に追われる人のブログです。

大動脈瘤手術の質問と答え

たとえどんなに手術の危険性や合併症について理解していても、手術する医師が切ってしまえばこっちのものとばかりに術後管理を怠れば切られてしまった患者はなすすべもない。

医師の中には「何故手術を受ける前に聞かなかったのか?」と尋ねる方がおられますが・・・
父の場合、大変に慎重派で病院に持ち込んでいた資料から次のような文書がでてきたのでご紹介します。

「大動脈瘤手術の質問と答え」
質問項目は「賢明な患者の通院・入院事典」「病院選びの掟111」手術の必要性、代替案については自明として除く。
1・胸腹部大動脈瘤手術について
(1)実績を聞くこと
(2)手術ビデオについて聞くこと(手術後のコピーについて)
2.手術の理解
(1)病名と病状の理解
a.胸腹部大動脈瘤(下行大動脈瘤
(2)手術方法の理解
  a.胸腹部人工血管置換  人工心肺・全身麻酔
  b.手術範囲
   弓部出口(人工血管部)から腹部まで
   左側を肩甲骨の下あたりから袈裟懸けに腹部まで切開
  c.手術要領
   1.心臓は停止しない。下行大動脈に入る所でクリップして血流を遮断。
   2.人工心肺は使う。全身麻酔
   3.腿の動脈から、血を入れる。
  *その他の手術要領について聞くこと
   1、下半身分は人工心肺による循環?脊髄の大半はこの循環?
   2、脊髄の冷却はこの人工心肺による冷却で行う?
   3、この循環の脱血は腿静脈?
   4、上半身、脳、心臓は自身の心臓による循環?
   5、脳、心臓は冷やさない?
   6、血圧は下げて手術するのだろうか?その場合の脳の保護は?
(3)麻酔に関する理解
a.方法:全身麻酔。人工呼吸器を使用?
  b.アレルギー:
  c.輸血:全量輸血
  *麻酔については、以下を確認すべきと言われている。
   a.常勤の麻酔医がいること。手術中ずっと立ち会ってくれること。
   b.手術前に麻酔医に聞くこと。麻酔の内容や危険性について。その際に以下を含む。
    1.パルオキシメーターを使うこと。2.ダントロレンを常備していること。
(4)手術チームについて
  a.執刀医と補助する医師の名前
  b.直接関わる看護師と補助看護師の名前
  c.麻酔医の名前
  d.臨床工学士など医療機器を扱うスタッフの名前
  e.その他のスタッフの役割と名前
(5)術後の管理、予定
  a.治療期間
  

まだまだ続きます。