サポート日記

家族のサポートで人生このまま終わるのか?疑問に思いつつも日常に追われる人のブログです。

合併症とリスク の理解

 父が手術を受けた病院は「大動脈センター」と言う名を冠しているだけあって、自信があるのか手術のために入院する前(セカンドオピニオンのせいかもしれませんが)たった一度しか面談がありませんでした。その際に合併症についても簡単な説明がされています。たった一度の面談で、「手術しないと破裂しますよ」と言われ、次に医師に会えたのは手術4日前に入院したときでした。その時の私たちの印象は
 「こんなに簡単に手術できるなんて、自信があるんだなあ。さすが読売新聞の医療ルネッサンスで取り上げられただけのことはある、名医なのね。」というものでした。前回胸部大動脈瘤の手術を受けた病院は入院前ももっと何度も足を運ばされましたし、手術前の入院も1週間ほどありました。

3.合併症とリスクの理解
(1)脳:脊髄麻痺ー>下半身麻痺
(2)脳:脳梗塞ー>麻痺、意識障害
(3)肺:肺炎・呼吸不全ー>人工呼吸器>気管切開
(4)心臓:不整脈心筋梗塞心不全
(5)腎臓:腎不全
(6)肝臓:肝不全
(7)胃腸:消化管出血、腸壊死
(8)感染:創感染、MRSA感染
(9)輸血:肝炎、エイズウィルス、拒絶反応

*出血  説明項目になかったが出血対策は問題ないということであった。
 今、バイアスピリンのせいか、血が止まりにくい。いつやめるか?

4.治療計画・・・入院したら
(1)クリティカルパス
(2)院内感染対策

*以下は入院したら検査するのだろうか?
X線検査、心電図、心エコー、呼吸・肺活量、止血性、血液検査、動脈血検査、アレルギー検査
粘膜表皮サンプル検査、検便


  3の合併症とリスクの理解のところはもっともっと詳しく書いてありますが、割愛します
  今回の病院では各項目についてつっこんだ説明はなされませんでした。前回の病院での説明と
  ほぼ重なるので父は理解できていたようです。ただし殆どの合併症について、手術で何も
  なければ(感染、輸血以外は)可能性は少ないのでは?とコメントしてありました。
   もっとも心配していた合併症は脊髄にいく動脈をいじるために起こりうる下肢麻痺でした。
  これはQOLを著しく下げる重篤な合併症だと思いますが、下肢麻痺でもかまわないから
  生きていて欲しかった。


 これだけきっちり下調べして手術を受けても術後管理がしっかりしていなくては。。。

 でも私が医師に術後管理について尋ねたとき、医師は胸をはって
「この手術は術後管理が大変難しいんです。われわれには大学病院にはないノウハウがありますし
看護師さんたちが優秀ですから安心してください。予定手術ですし。」
 と答えたんだよな。嘘つき。
 たったの3人で年間300件近い心臓血管系の手術をしていて手術後の患者を診る余裕はないのでしょうね。