サポート日記

家族のサポートで人生このまま終わるのか?疑問に思いつつも日常に追われる人のブログです。

大学病院にメス!

医療過誤に限らず、活字大好き人間の私が日々読んだ本の記録の為に書き残していこうと思います。

「大学病院にメス!」
密着1000日 医療事故報道の現場から
鈴木 敦秋 著
講談社

読売新聞の医療担当記者が書いた。医療事故を隠そうとする大学病院と被害家族の戦い、大学病院の実態を被害家族と直接話をした記者の立場から書いてある。

父が亡くなったのは大学病院ではありませんが、最初の上行弓部大動脈瘤の手術は地元の大学病院分院で受けました。そのときは手術が成功したため大学病院に対して感謝の気持ちしかありませんでしたが、今回の手術を受けるのに同じ大学病院を選ばなかったのは、この大学病院の別の分院が起こした腹腔鏡を使った手術の医療事故があったからです。どちらが良かったのか今となってはわかりません。

この著者には医療問題弁護団を紹介していただきました。
父が亡くなった病院を選んだのは読売新聞の「医療ルネッサンス」で執刀医が大動脈瘤手術の名医として特集されていたからで、亡くなった直後この病院の手術死亡の多さを知り怒りの余り読売新聞に抗議のファックスをしました。すると社会部医療担当のこの方から電話をいただき、医療問題弁護団を教えて貰ったのです。